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熱烈なファンが多い琉球紅型です。
私は元呉服の営業マンです。
その経験を生かしてこのブログではあなたが着物や帯を購入する時に役立つ情報をお届けしています。
ぜひ参考にしてくださいね!
知っておいて損はないです。
悪質な呉服店は着物初心者のような知識が少ない人にたいして 相場以上の値段で平気で販売します。
知っていると得をすると言うことなんです。
深く勉強するときりがないので浅くでいいので知っておいてください。
琉球紅型(沖縄)
青い海と空、木々の緑。鮮やかな色とりどりの花、紅型は南国沖縄の自然をそのまま布に写したような、華やかな彩りの型染めです。
染織りの宝庫といわれる沖縄地方で染の着物は琉球紅型と琉球藍型の2つだけです。
藍一色で染める藍型に対して、多色使いのものを紅型といいます。
紅型の「紅」は色の総称「型」は模様の意味です。
紅型は今から500年程前の琉球王朝の時代に始められました。
もとは王族のための着物で色柄に決まりがあり、黄色は王族の色とされ、花鳥だけの模様や、花鳥に鳳凰、龍を配した大柄の模様は王族専用とされました。
こうした特別な紅型を「首里型」とよばれました。その後庶民の晴れ着として紅型が着られるようになると「那覇型」という小柄な紅型が生まれました
紅型は 黄色、朱、紫、緑を基調とした華やかな色で、燕、雲、蝶、家、垣根、が描かれます。
そのほかに京友禅の影響を受けたと思われる、桜、松、鶴、亀、扇などが描かれてあるものも見かけます。
これらの模様を立体的に見せるために「隈擂り」を施すのも、紅型ならではの技法です。
隈擂りは花弁の縁や葉の葉脈、また模様の輪郭などに濃い色を挿してぼかしをいれる特有の染法です。
紅型と他の染色物との違い
色に顔料を使うことと、型掘りに突き彫りを採用していることです。
紅型の型彫りは「突き彫り」と言って刃を上に向けて
チョンチョンと少しずつ付きながら上に進んで彫っていきます。
渋紙を使い彫る際には豆腐を固く乾燥させたルクジュという沖縄特有のものを下敷きの台に使います。
突き彫りは、引き彫りの鋭い線に比べて柔らかで味のある線が出せるそうです。
また
染料を2度塗りしてその上から女性の髪の毛で作った刷り込み刷毛で擦って色を均一にもならすことで線がよりソフトになる効果があります。
この刷り込みと隈擂りの技術によって琉球紅型は明るく美しい仕上りになります。
琉球藍型(沖縄)
沖縄では華やかな紅型が王族のもので、藍型は庶民のきものでした。
沖縄では藍型のことを「えーがた」と発音します。
現在は合成染料の藍も多く使われますが、琉球藍型は沖縄に自生する琉球藍を使って染めます。
技法的には紅型とまったく同じなので、藍型も紅型に含まれます。
華やかな紅型に比べて藍の濃淡と墨の隈取りで模様を表現する藍型は、渋さと落ち着きのあるモダンなきものです。
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