着物初心者のための基本!京友禅、加賀友禅、東京友禅とは!

本当に基本です!

着物初心者のあなたも浅く知っておいて損はないですよ!

今回は友禅染めについてです。

あなたがフォーマル着物を購入するときほとんどは京友禅、加賀友禅、東京友禅のどれかです。

簡単にお話しします。

京友禅は 宮崎友禅斎以来受け継がれている手描き友禅と広瀬治助よって始められた型友禅があります。

京友禅

花鳥風月をより優美にデザインするのが特徴です。

彩色は赤系統が中心で構図は図案的です。
縫い取り、金彩加工、絞り描き疋田などの技法を加えて華やかで豪華さをだしたものが多く伝産法により伝統工芸品に指定されています。

伝産法による京友禅の規定は以下のようなものです。

手描き友禅

① 図柄は 友禅文様を基調とすること

② 下絵は 青花等を用いて描くこと

③ 防染する際は、糸目糊、伏せ糊、またはろう描きであること

④ 「挿し」「彩色」及び描き染には筆または刷毛を用いること。

 

型友禅

① 型紙は、柿渋を用いて手すき和紙を張り合わせ友禅文様を彫刻たものとすること。

② 型付けは、手作業により柄あわせすること。

生地は絹織物とすることなどです。

お店の方に確認してください!

京友禅のきものは全て京都で生産されていると思われがちです。

最近ではコスト削減のため京友禅の技法で海外生産されたものもあります。

購入前に確かめることをおすすめします。

京友禅をお得に買うには?

京友禅は海外で生産されたものから国内生産、また作家物から老舗の染屋さんなど安価なものから高額なものまでさまざまです。

良いものは生地がしっかりとしていて「たぷっと」した感じがします。

でも安いものはペラペラです。

私がおすすめする楽天市場なら百貨店で目玉品を購入する金額で高級な着物や帯が購入できます。

京友禅で有名な「藤井寛」の振袖や訪問着などは楽天市場で百貨店の相場の値段の半額くらいで出品されてます。

百貨店と比べるとロイヤリティや人件費などが安く抑えられるので値段が安くなります。

他にもありますが詳しくは言えません。

加賀友禅

落ち着きのある写実的な絵画調の柄に武家風の気品を漂わせています。

加賀友禅は京都で友禅染を創始した宮崎友禅斎が晩年、金沢に移り住み友禅染を伝承したと言われています。

ほとんどが作家もので 伝産法で伝統工芸品に指定されています。
一品、一品伝統の技法で染め上げた手作りの工芸品であるため生産量が限定されています。

市場では希少価値があり注目を浴びています。

彩色は加賀五彩といわれるエンジ、藍、黄、緑、紫の暖かな色調と線の太さや虫食いなどの表現でアクセントをつけて自然を巧みに描き出すのが特徴です。

また

京友禅が文様の外側へぼかすことが多いのに対し加賀友禅は文様の内側へぼかすことが多いです。

細かい部分までひとつひとつ表現されているのが特徴で緻密な作業が必要になるので仕上げるまでに多大な時間と手間がかかります。

京友禅のように金彩などの付帯加工を施さず友禅染だけで着物を完成させています。

ほとんどの場合、糸目糊にはもち米ご使用されていて輪郭線が柔らかく仕上がっています。

生地には染め付けのよい上質なハマちりめんが用いられます。

確認してください!

加賀友禅は 京友禅のような豪華さや華やかさはないものの典雅で上品なきものです。
ほとんどが作家物であるため京友禅と比べると全体的に値段も高くなります。

加賀友禅のような柄ゆきがお好きであれば、京加賀とよばれる似た雰囲気の着物が安価であります。

お店の方におたずねください。

加賀友禅は一品、一品が作家ものです。
正規のルートで仕入れたものには作家さんの色紙がついてきますので、確認することをおすすめします。

加賀友禅をお得に買うには?

一般の呉服店では高額です。

加賀友禅を安く購入するためにはやはり楽天市場です。

品揃えも豊富です。

値段も一般の呉服店と比べると2割くらいはお得です。

送料は負担しないといけませんが現物を確認できるショップもあります。

着物を購入するために出かける交通費や飲食代を考えると送料の方が安いかもしれませんよ!

東京友禅

悪質な呉服店は着物初心者にはどんどん販売攻勢を賭けてなんとか売ろうとします。

着物に詳しいお客になると大事にしてくれます。

呉服屋ではある程度の知ったかぶりも必要なんです。

東京友禅は華やかな京友禅や典雅な加賀友禅と異なります。

江戸っ子の反骨精神が発展させた粋な染めです。

江戸時代に武家政治の中心として栄えた江戸には関西方面からの産物やそれに関係する職人が集まってきました。

友禅染めもそのひとつです。

大名のお抱え染め師として江戸に移り住んだ職人から江戸の染め師や絵師が技法を習得して始まったのが現在の東京友禅の起源です。

東京手描き友禅にも、糸目友禅、蝋描き友禅、無線友禅などの多種の技法があります。

作り出される着物も多彩です。

ほかの友禅と比べて全体的にあっさりとした、粋な感じの染なのでそこには洗練された都会的な匂いがあります。

加賀友禅のように基調色となる色は特になく、あらゆる色が用いられます。

ただし

一枚のきものに使われる色の数は少数におさえられているので鮮やかなものでも落ち着いた感じに見えます。

モチーフは豊富で重厚な古典よりも、モダンな柄ゆきのものに友禅の特色があります。

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