山口美術織物は唐織で有名な西陣のブランドです。
映画「大奥」の意匠を手掛けたことでも有名です。
帯だけでなく唐織の技術を活かした訪問着や留袖などは
デパートの呉服セールでも人気があるんです。
私は元老舗キモノ問屋の営業マンです。
デパートの呉服売り場に毎日のように出入りしていました。
着物や帯って高いですよね!
このブログでは私の経験をいかして
楽天市場で見つけた掘り出し物を紹介しています。
デパートの呉服セールの半額以下で購入できるものもあるので
ぜひ参考にしてくださいね!
今回は山口美術織物の唐織袋帯を紹介します。
タイトルには40代とありますが幅広い年代の方が着用出来ます。
大人の女性のあなたにおすすめです。
唐織の袋帯は金糸、銀糸が使っていなくてもフォーマルとして扱います。
訪問着や付け下げ、色無地にコーディネートができるので
フォーマル帯はこれ1本で十分です。
値段は?
仕立ては別ですが69300円です。
こちらのショップ京都きもの市場さんの
仕立て代金は6200円です。
なので仕立てをしても75500円です
デパートの呉服セールの相場の値段が15万円くらいなので半額以下です。
お正月の福袋などの目玉品でも仕立て別で10万円くらいなんです。
売切れ必至なので早めにショップを訪れてみてください
【最終大蔵ざらえ】【山口美術織物】特選唐織袋帯<御御帯-おみおび->「千寿吉祥文…
唐織とは
能装束の織りとしても知られる唐織は、光沢のある美しい緯糸を浮かせて模様を織り出したもので
一見刺繍のような趣を持っています。
唐織は室町時代に中国の明から伝わった織物です。
中国から船に積まれたものは唐代のものにかかわらず
「唐」という名前をつけてよばれることが多かったんです。
そこから唐織という名前がついたと言われています。
西陣では室町時代に組織が解明され、織り始められました。
唐織 は江戸時代になるといっそう手の込んだ豪華なものとなり、
大名夫人の打掛に引っ張りだこでした。
現代でも唐織の人気は衰えず、能装束のほかに帯としても盛んに織られています。
唐織の地は三枚綾とよばれる綾織(斜文織り)が主流ですが、夏用の絽や紗もあります。
模様を織り出す色緯糸を「絵緯(えぬき)」といいます。
格調の高い唐織の帯には、絵緯糸に滋賀県で生産されている
良質な繭から手引きしただるま糸が用いられます。
この絵緯糸で刺繍をするように文様の部分だけを往復して織ります。
また地色になる緯糸(よこいと)は目の詰んだ織りにするために濡らしながら強く打ち込みます。
そうすることでふっくらとした模様との対比がはっきりとします。
さらに本格的になると糸の湿度を保つために「埋機」(うめばた)とよばれる
土を掘ったところに設置した機で織られます。
だるま糸
唐織の絵緯糸に用いられるだるま糸は現在は滋賀県伊香郡でわずかに生産されています。
だるま糸は同じ絹でも錦糸にくらべて太く光沢があるのが特徴です。
座繰り(繭から糸を引き出す)糸が使われ、糸を引き出す姿がだるまを連想させることから名付けられました。
帯の格 古典紋様を織り出した袋帯は、留袖や振袖、訪問着、紋付きの色無地に合わせられます。 金糸、銀糸を使っていなくてもフォーマル、セミフォーマルとして使えます。 名古屋帯は付下げや江戸小紋に古典文様の細帯はパーティーに最適です。 |
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