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後悔したくないなら読んでくだい!
私は呉服業界働いていました。
着物や帯の値段は買う場所やタイミング、あなたの知識の度合いによって全然変わります。
呉服は高額品なのであなたが知ってるのと知らないのでは何十万円も損する場合もありますよ!
このブログは着物初心者のあなたや普段着物に縁がない方のためのブログです。
あなたが振袖や留袖、訪問着などを購入する時に絶対役立つのでぜひ読んでください!
着物の値段が高い理由
着物の値段ってわかりにくいですよね!
①大量生産できない
呉服業界は小規模メーカーが多く製品の特性上大量生産できません。
着物や帯は洋服と違って需用が少ないのでたくさん売れません。
一点あたりのコストが高いんです。
②消費者に直接販売しない
展示会や直接訪問してまとまった数量を問屋や小売店に販売するのがほとんどです。
問屋や小売店の利益や経費も着物の値段に乗っかるので一気に値段が釣り上がります。
③仕入た着物や帯がすべて売れない!
着物や帯は高額品なので在庫のリスクが高いんです。
一例として
都心の百貨店で1週間振袖セールを開催するには100枚くらいは最低でも必要です。
その期間に売れる振袖の枚数は7~8枚です。
それだけの品揃えが必要なんです。
あなたが振袖展に出かけて何十万円もする振袖を10枚くらいから選べないですよね!
たくさんのなかから選びたいはずです。
在庫リスクもプラスして着物の値段は決まります。
さらに実際の店舗では販売員さんが必要です。
楽天市場のようなネットショップの着物の値段が安いのは販売員さんなど人件費が安いからです。
ネットショップは商品ページを作ってしまえば販売員さんは必要ありません。
百貨店などは繁忙期には増員するのでさらに人件費が高くなります。
販売する店によって条件が変わるので同じ着物や帯でも値段の高い安いの違いが出るんです。
悪質な店に騙されるととんでもなく損をしてしまいます。
訪問着の選びかた!
訪問着はミス、ミセスを問いません。
お宮参りや入園、入学式、卒業式、披露宴など各種パーティになど幅広く着用できるフォーマル着物です。
帯を年齢に合わせてコーディネートすれば永く着用できます。
昔は季節によって柄を意識する必要もありましたが年中着用できる柄付けがほとんどです。
秋には着ない色とされていたブルーも今では差し色として秋でも人気の色です。
難しく考える必要はありません。
値段の相場
私が百貨店の呉服セールの応援で販売をしていると着物に不馴れなお客様からどれくらいの金額の訪問着を購入すればよいかと質問を受けることがありました。
前述しましたが着物にほとんど定価がありません。
販売する店によって同じ着物でも値段が違います。
良心的な店と悪質な店では雲泥の差なんです。
簡単な判断の基準を教えますね!
百貨店の呉服セールの着物の値段より安ければ良心的です。
百貨店でも取り扱われている京友禅の久保耕の久美すがたというブランドがあります。
百貨店なら仕立て代金込みで30万円くらいで販売されています。
また
西陣の老舗服部織物の袋帯は15万円くらいで販売されています。
悪質な店だとはじめの値段は倍くらいかも知れません。
呉服の商売は値引きが当たり前なので最初の値段に騙されてはいけませんよ!
値切ってなんぼです! |
百貨店で30万円くらいの着物に100万円の値段を提示して
「半額にしますよ」
と言われたらすごく得した気分になるでしょ!
着物に不慣れな方には値段の相場が分からないですよね!
簡単に言うと
着物の値段は
仕入れ値+経費+利益 |
こんな感じです。
悪質なお店ほど利益をたくさん取ります。
着物チェーン店に多いのですが着物産地への旅行や有名人を招待したパーティなどをよく開催します。
そんなお店は着物の値段が高いです。
たくさん軽費がかかるので着物の値段に上乗せするからです。
旅行やパーティなどでは気分が高揚して財布の紐がゆるみますよね!
それを利用してるんです。
悪質な着物チェーン店に限らず販売員さんは仕入れ値を知りません。
着物の値段が法外であっても
お得ですよ!安いですよ!と言ってすすめます。
嘘ついてるように見えないのでやっかいなんです。
賢く訪問着を選ぶ方法!
①基本的に柄がしっかりと入っている物を選ぶ ②インクジェットの染めではなく手で色を挿している。 |
①安い訪問着は生地がペラペラで柄も少ないです。
柄が少なくて高額なのは作家の着物や有名な染屋さんの着物です。
②インクジェットは振袖に多いです。
袖裏を見せてもらえば色が染まっていないので白いです。
インクジェットではなく型染めの場合も袖裏は白いです。
型染めは何十枚と型を使って着物を染める技法です。
十日町に多く百貨店でも数多く取り扱われる吉澤友禅は型染めです。
百貨店で購入する場合は手挿しや型染めの訪問着で30万円前後が無難です。
また呉服屋さんで購入する場合は20万円くらいが一般的な訪問着の値段でしょう。
ネットショップで一番安いショップは10万円くらいで購入できます。
ただし、チェーン店や呉服屋さんの場合は一概には言えません
訪問着購入の心得
訪問着に限らずきものを購入する場合は、一度の来店では決めてはいけません。
着物の販売は心理戦です。
あなたの心理を誘導しあの手この手でその日のうちに購入させようとします。
着物に不慣れな方は購入前に百貨店で2〜3回は下見をしてください。
そうすればある程度値段の感覚もつかめます。
また
着物を合わせる場合、販売員さんはお客さんをみてコーディネートします。
帯を合わせる場合は着物にあわせるんです。
そのため帯を合わせる場合はセンスが要求されます。
プロの販売員三であってもセンスの善し悪しはあるんです。
下見することでセンスも養われていきますよ!
訪問着購入マル秘テク
はっきり言って訪問着を一番安く購入できるのは楽天市場です。
でも着物に不慣れな方は寸法の測り方がわかりませんよね!
そんな時は百貨店です。
下見をしたときに見積を出してもらいましょう。
そのときに寸法を図ってもらってください。
百貨店の場合は見積もりの控えに寸法をかいてもらえば大丈夫です。
おすすめ訪問着
前述した京友禅の有名ブランド久保耕の久美すがた訪問着です。
私が調べた限り最安値です。
138000円で仕立て代金も含まれてるんです。
ピンク色は上品で帯合わせもしやすい人気の色なんです。
和装小物を購入するならこちらのショップが安いですよ!
https://item.rakuten.co.jp/753ya/c/0000002448/
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